何だかんだ大変な年でしたが、今回のウェブサイトコレクションで2021年は最後となります。

 そして例年シーズンも後半に差し掛かるこの時期、来年はどうしようかと考え始めるスタート時期でもあります。一昨年までは1月にはパリWho’s Nextが控えている時期と言う事も有ったのですが。

 そんな習慣もあり、今日は来期のコンセプト、ならびに展示会でよく言われてきたことの1つ【BUTAPANAさんは、エスニックぽい】ですね 的なコメントに関してお話しようと思います。

 最初に、【エスニック】に関する私的解釈なのですが、21世紀(20年前位)に入り日本では、アジアンテイスト的な意味で使われていますが、個人的には、更に25年さかのぼり、高田健三さん、稲葉賀恵さん時代のアフリカンを連想してしまいます。

 類似するキーワードに、【フォークロア】(Folklore)が有ります。どちらも日本語訳=民族ですが、私は(ファション的)エスニックを民族、フォークロアを民俗と訳し、エス二ックを、部族、種族、血の継承、フォークロアを、文化、伝統の継承と位置づけています。

そして2022年BUTAPANAコンセプトは【Folk】で行こうと思っています

フォークダンスのフォーク、フォークソングの、フォークです。

そんな来期の予告的な作品が、今回のコレクションの中に2型、含まれています。

品番215-164のワンピースと同柄のスカートです。

ところがいきなり問題が発生したのです。

一見無地に見える部分も異なる4本の糸を編み込んでフォークカラーを狙ったのですが、ある意味それが裏目に出たのです。

写真にした場合、角度、光線によってまるで見え方が違うのです。紺はインディゴ系、ワインは茜系、黒は墨系、ベージュは生機系と言った古代染色系の色を狙ったのですが、写真にした場合、普通に綺麗に整った色に成っています。

この場にて先にお詫び申し上げます。

実際には、疲れた感じで、古布みたいな汚れた感じです。少なくとも、そんなところを狙ってます。

 又、私が使用しているコンピューターも、1980年代に開発されたデザインシステムで、先人の遺物【Legacy】と呼ばれいますが、あと1年は、頑張ってくれることと思い共に頑張ります。


今まで自分なりに、色・素材にこだわり、物作りに携わって参りました。 故に、実際にご来展頂き、見て触って頂く事をお願いして参りましたが、未曾有の状況によりプレスルームを失い、喪失感が拭えない日々が続きました。ですがコロナ渦で、画像としてブタパナも、実物とはまた違う一つの作品と考えられる様に成り、少し仕事が楽しめる様に成って来た処です。

< 写真は、手紙に近いかな? 会話に対して手紙 >

写真では、正確な色は伝わらないと言う考えとは逆に、画像だからこそ伝えられるメッセージも有るとの考えが生まれました。其れはイメージです。そもそも色は人によって違って見えているのでは、との気づきでした。天候や照明、最近思うのは、年齢によって変わって来る事を感じます。そう言った中では、イメージとしての色を表現出来ないかとの思いです。今回このサイトをご覧頂いているほとんど(今回新規1件の方は訪問しました)の方が、其の色の変化を共有して来て頂いたのでは無いかと‥‥ で有れば、逆に写真だからこそ、伝えやすい事も有るのでは無いか。

< コーディネート写真 >

昨年、アトリエに撮影スタジオを作ったのですが、今回は あえてロケを選択しました。ブタパナはこんな感じの服なんだ、と言うデザイナーとしてのイメージをお伝え出来ればと、ロケ地探しからスタートしました。

< モデルに関して >

試着感を少しでもお伝えする為、モデルは当アトリエスタッフよりサイズ感の違う3人をモデルとして採用しております。 もちろん予算の事は、大前提です。

< 物取り・色 >

物撮りは、リビングルーム床上(50年前の生板)撮影を選択し、光は 西日が差す窓際、強めの陰影を使い、温かみと、立体的な色を意識しています。


私(BUTAPANA)は、売り場やバイヤーも分かれていた為、単品としてのインパクトを重視した作品を特徴として来ました。

特にアウター(重衣料)として、着られるニット(セーター)は ブタパナの大きな特徴の1つとして取り組んで来たのですが、ことコーディネート写真を撮るに至り、無地のインナーが欲しく成り、又コントラスト的にも 一回り高い明度の物を合わせたく、 今回、らしからぬスタンダードモデルを加えました。

【 今回ご紹介するニットは… 】

クオリティー(素材)=

シーズン(秋~冬)としては、初の綿100パーセント 強撚30単糸 ZS各2本引き揃えの4本糸 2x2のリブ編み 持掛かり目付230ℊ(通常のブタパナ春物ニットと比較するとかなり重め、冬物リブセーターとしては軽めです)縫製後、最終アトリエにて製品洗い(ワンウォッシュ 紡績段階での油分落としより 繊維の特徴を生かす為)

特徴(素材の)=

光沢感を抑えた、やすり状のザラザラした風合い。 吸汗性、通気性はかなり高いです。通気性は空気保有量に比例するので、アウターを合わせた場合には温かく、アウターを脱ぐと一気に体温が下がります。 冬場の体温調整以外にも、季節の変わり目やオーバーシャツのインナーウエアーとして、通期ご利用頂けるかと思います。

デイテール(サイズデーター)=

身幅仕上がりサイズ33㎝( 修正無し、リブセーターとしてはかなり広めです。モデル着用写真でご確認ください )裄丈65㎝ 一般的には短か目です(9分丈)撮影後修正してます。袖幅 13㎝、A.H16㎝( 修正無し、どんな腕でも通ります )着丈 60㎝(修正無し、一般的にはかなり長めですが、横幅に取られると丈はかなり上がってきます)衿回りは、撮影後修正しています。 内天巾 11㎝、外天巾 リンキング込みで18㎝、前下がり リンキング込みで8㎝、と、着回しを重視して、首回りの露出度を落としております。